兵庫県加古川市のリノベーション&増改築リフォーム専門店「eリノベ」のスタッフの中津と申します。
eリノベは加古川市をはじめ明石市・姫路市・稲美町・高砂市・播磨エリアを中心に、
経験豊富なスタッフがリノベーション・フルリフォームのトータルプロデュースをさせて頂いております。
リノベーション計画をするうえで、補助金申請の手続きをしたい!というときに出てくる「昭和56年5月31日以前の建物」という言葉。そして、打ち合わせでは「2000年以前」という言葉が登場することもあります。
これらは一体、何のことなのでしょうか。今回は、「昭和56年以前の建物」について解説します。
今後、ご実家や今のお住まいのリフォーム・リノベーションをお考えの方、eリノベのリノベーションにご興味のある方は、ぜひ最後までお読みください。
✔「昭和56年以前」の建物にお住まいの方は要注意!
「昭和56年5月31日」とは、西暦1981年以前に建築された建物を指す日付です。
なぜこの日付なのか。それは、建築基準法の改正と耐震基準の強化に関係します。
ざっくり一言にまとめると、「新しい基準に改正される前に建築されたため、地震への耐久性能が著しく低い可能性があるから」ということです。
上図の資料によると、日本の建築物全体の21.2%がそれに該当するという結果が出ています。
- 昭和56年(1981年)以前の建物:旧耐震基準
- 昭和56年(1981年)以降、平成12年(2000年)までの建物:新耐震基準
- 平成12年(2000年)以降の建物;現行基準
リノベーション現場では、こういった言葉で表現されます。
新耐震基準とは?
こちらは、弊社の野口町北野モデルハウスの施工中の写真です。
壁を全て取り払った骨組みだけの状態だと、建物の構造がよくわかりますね。
昭和56年(1981年)6月に建築基準法が改正され、耐震基準が強化されました。
建物の安全性を高めることで、これから起きる自然災害に備えることが目的です。
これが強化されることで、以降に建築された建物の耐震性が向上されました。
実際に、1995年の阪神淡路大震災では1981年以降建てられた建物の被害が少なかったことが報告されています。
✔ 何が問題?
これも一言でざっくりまとめると、想定されている震度が違います。
基準 | 想定震度 |
旧耐震基準(昭和56年以前) | 震度5強 |
新耐震基準(平成12年以前) | 震度6・7 |
現行基準(平成12年以降) | 震度6・7 |
最大震度6の阪神淡路大震災を耐えられたか否かが大きく分かれている理由です。
これから起きる南海トラフ巨大地震のような未曽有の大地震に備えるためにも、昭和56年以前の建物にお住いの方には耐震補強工事をおすすめします。
✔ まとめ
補助金申請の際に「昭和56年5月31日」が頻出する理由は、この日付を境にして建築物の耐震基準が変わるためです。
地域や自治体によっては、古い建物の耐震工事に対して補助金を支給する取り組みが行われています。
これにより、歴史的な価値や思い出・文化的な面からも大切な建物が守られつつ、安全性を確保することが可能となっています。
リノベーションを検討している方々に、安らげる空間づくりの参考にして頂けたら幸いです。
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