加古川市のリノベーション&増改築リフォーム専門店「eリノベ」です。
今日は、リノベーション(フルリフォーム)か建て替えでお悩みの方に向けて、それぞれのメリット・デメリットや、判断する際の重要なポイントについてお伝えしていきます。
この記事を最後までお読みいただくことで、きっと損することなく、後悔しない家づくりを実現していただくことができます。
では早速、リノベーション(フルリフォーム)と建て替えの違いについて見ていきましょう!
目次
リノベーション(フルリフォーム)と建て替えとの違い
リノベーション(フルリフォーム)と建て替えのメリット・デメリットを比較していく前に、そもそもどのような工事を行うことができるのかを確認しておきましょう。
リノベーション(フルリフォーム)とは
リノベーション(フルリフォーム)とは、床や壁、天井などをすべて取り払い、構造躯体のみを残した状態で、耐震や断熱の補強を施した後に、床・壁・天井を作り直す家一軒まるごとリフォームのことを指します。
リノベーション(フルリフォーム)の場合、家の中の壁や柱についても部分的に抜柱することが可能なため、既存の間取りから大幅に変更することも可能です。
建て替えとは
建て替えとは、その言葉のままの意味で、今すでに建っている家を取り壊し、もう一度新築を建て直すことを指します。
老朽化や災害により傷みが激しい場合は、リノベーション(フルリフォーム)に適さず、建て替えしかできない物件も存在します。
ただし、建築基準法に定められている条件を満たしていない場合は、“再建築不可物件”といい、建て替えを行うことができない物件も存在します。
また、建ぺい率を超えている(土地の面積に対して、家の面積が大きすぎる)場合や、セットバック(道幅が4mに満たない道路に接している場合、敷地を後退させなければならない)が必要な場合は、建て替えを行うと、現在よりも面積が小さな家しか建てることができない場合もあります。
ですので、まずはご自宅がリノベーション(フルリフォーム)に適した家なのか、建て替えが可能な家なのかを、専門家に調査していただくことをオススメします。
リノベーション(フルリフォーム)のメリット・デメリット
リノベーション(フルリフォーム)か建て替えで悩んだら、それぞれのメリットとデメリットを比較し、どちらの方が自宅に適した工事かを判断する必要があります。
リノベーション(フルリフォーム)のメリット
①建て替えよりも安い
建て替えとの大きな差は、「金額」です。
リノベーション(フルリフォーム)の場合は、構造躯体を残し、活かすことができる箇所を再利用することで、解体費や材料費を抑えることができます。
また、リノベーション(フルリフォーム)をしても、住宅の築年数は変わることはありませんので、固定資産税がそのままで、上がることはありません。
eリノベの定額制リノベーションパックの場合、リノベーション(フルリフォーム)を50万円/坪で実施することができます。
つまり、仮に30坪の家でリノベーション(フルリフォーム)を実施する場合、30坪×50万円/坪=1,500万円で実現することができます。
②昔ながらの趣や家族の思い出を残すことができる
リノベーション(フルリフォーム)の場合、家全体を取り壊すわけではなく、残したい部分を自由に残すことができます。
ですので、昔ながらの趣を活かしたデザインにすることも、家族の思い出をそのまま残すことも可能となります。
③建て替えに比べて工期が短い
すべてを取り壊してから、一から新築を建てる建て替えと異なり、リノベーション(フルリフォーム)の方が工期が短くなります。
30坪相当の家をリノベーション(フルリフォーム)する場合、おおよそ2~3ヵ月の工期で完成させることができます。
リノベーション(フルリフォーム)のデメリット
①建て替えに比べると、間取りに制限がある
リノベーション(フルリフォーム)では、既存の構造躯体を活かすことが前提となるため、どうしても抜くことができない柱や取り壊すことができない壁が一定量存在します。
そのため、間取りの変更範囲の自由度は、建て替えに比べると低くなります。
②解体後に構造躯体の損傷が発覚する可能性がある
リノベーション(フルリフォーム)では、解体後に、構造躯体への損傷が発覚するケースがあります。
その場合、柱の入れ替え工事や基礎補強工事が発生する可能性があります。
建て替えのメリット・デメリット
続いて、建て替えのメリットとデメリットについてお伝えいたします。
建て替えのメリット
①間取りの自由度が高い
建て替えの場合、一から新築を建てるため、間取りや設備、建物の構造などをゼロから計画することができます。
そのため、リノベーション(フルリフォーム)と比べて、間取りの自由度は高いと言えます。
建て替えのデメリット
①費用が高い
建て替えの場合、それまであった建物をすべて解体する必要があるため、解体費用が高くなります。
また、基礎工事についても一から行う必要があるため、リノベーション(フルリフォーム)に比べると費用は割高になります。
②建て替えると、家の面積が小さくなる可能性がある
建て替えの場合、建ぺい率を超えている(土地の面積に対して、家の面積が大きすぎる)場合や、セットバック(道幅が4mに満たない道路に接している場合、敷地を後退させなければならない)が必要な場合には、現在よりも面積が小さな家しか建てることができなくなります。
結果的に、1階のリビングが狭くなり、使い勝手の良い動線・間取りを実現することができない危険性があります。
リノベーション(フルリフォーム)するか、建て替えるかの判断ポイント
リノベーション(フルリフォーム)するか、建て替えるかどちらかを判断する場合に外してはいけない重要なポイントがあります。次に挙げる2つのポイントを確認しておきましょう。
①いくらまで予算をかけるか
予算に限りがあるのであれば、建て替えよりも安く済むリノベーション(フルリフォーム)を選択する方が良いです。
リノベーションの場合50万円/坪、建て替えの場合60~70万円/坪を目安に考えると分かりやすいです。
つまり、自宅の延床面積(1階と2階を合わせた面積)が30坪の場合、リノベーション(フルリフォーム)では1,500万円におさまる一方で、建て替えた場合1,800~2,100万円ほどかかります。
そうすると、300~600万円ほど差額が生まれることになります。
また、建て替えの場合、固定資産税が上がる一方で、リノベーション(フルリフォーム)の場合は、固定資産税が上がることはありません。
このようなランニングコストにも注意を払って、全体の資金計画を立てることが後悔しない家づくりのポイントになります。
②築年数と建物の状態
昭和56年以前に建てられた物件(築50年以上)の場合、補強に必要な費用が高くなる可能性がでてきます。
その場合、リノベーション(フルリフォーム)の費用が大幅に上がり、建て替えとほとんど変わらない費用になる可能性があります。
一方で、前述したとおり、建て替えた場合家が小さくなる可能性がある物件もありますので、その場合はリノベーション(フルリフォーム)を選択した方が良いということになります。
ですから、まずはご自宅がリノベーション(フルリフォーム)か、建て替えか、どちらに向いた建物なのかを専門家に診断していただく必要があります。
まとめ
ここまでお伝えしてきたように、リノベーション(フルリフォーム)と建て替えには、それぞれのメリット・デメリットが存在します。
ですから、①いくらまでの予算をかけるのか、と②築年数と建物の状態により、適切な判断を実施することで、損することなく失敗しない家づくりを行うことができます。
まずは建築のプロ(専門家)に相談したいという方は、加古川市のリノベーション&増改築リフォーム専門店の「eリノベ」にお声掛けください。
ご自宅の建物診断・資金計画づくりについて、無料でサポートさせていただきます。
最後までお読みいただきありがとうございました。
加古川市でご自宅や実家のリノベーション・リフォーム・間取り変更・二世帯住宅化・増築・減築・耐震・断熱・古民家再生などをご検討中の方は「eリノベ」へ。
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